モンドール|フランス・ジュラ地方が育む冬季限定の芳醇なウォッシュチーズ

モンドールは、フランス・ジュラ地方(スイス側ではヴァシュラン・モン=ドールと呼ばれる)原産のAOP認定・ウォッシュタイプに近いソフトチーズ。秋から冬にかけての季節限定チーズで、樹皮(エピセア/トウヒの木の皮)で側面を巻いて熟成させるため、ほのかな木の香りが特徴。スプーンですくって食べるほど柔らかく、ジュラ地方の白ワインとの相性は格別です。

モンドールチーズ

基本情報

産地フランス・ジュラ地方(AOP認定、スイス産は「ヴァシュラン・モン=ドール」)
原材料牛乳(側面をエピセア(トウヒ)の樹皮で巻いて成形・熟成)
熟成期間3週間程度(販売時期は例年9月中旬〜翌年4月頃の季節限定)
味わいクリーミーでとろけるような食感、木の香りとミルクの甘みが特徴・塩気は控えめ
保存目安要冷蔵、開封後は1週間以内が目安
販売単位1個=約400g

味・香り・食感の特徴

塩味控えめ
コクミルクの甘みと木の香り
香りの強さ木の香りが穏やか
クリーミーさとろけるほど柔らかい
クセの強さ優しく万人向け

木箱に入った状態で販売されるのが特徴で、側面を巻くエピセア樹皮からほのかな樹脂香が移り、ミルクの甘みと合わさって独特の風味を作ります。熟成が進むほど中身は液状に近くなり、蓋を開けてスプーンですくって食べられるほどとろけるのが最大の個性。加熱してとろとろに溶かして食べる「焼きモンドール」も人気の食べ方で、加熱すると香りがより一層引き立ちます。

近い食材との違い ― 同じ季節限定のエポワスと比べると、モンドールは香りが穏やかで、より万人向けの優しい味わいです。

合う料理・飲み物

1⃣ フォンドール

ニンニクや白ワインを少量加え、木箱ごとアルミホイルでくるんでオーブンで焼く

2⃣ バゲット・蒸したじゃがいも

とろけた中身をスプーンですくって添える

3⃣ シャルキュトリー

生ハムやソーセージと一緒に


合わせる飲み物 ― ジュラ地方の白ワイン(シャルドネ、ヴァン・ジョーヌ)、軽やかな国産白ワインとも好相性。


Buyer’s Note

喜多 亜裕美
東京468食材バイヤー

「季節限定のチーズがあるなんて知らなかった!」 初めてモンドールに出会ったお客様から、よくいただく驚きの声です。

秋から冬にかけての限られた時期にしか作られない特別感はもちろんですが、私が何より惹かれたのはその製法。エピセア(トウヒ)という樹皮の香りを纏わせるように、ぐるりと樹皮を巻いて熟成させ、独特のウッディな香りをチーズに移していくんです。これってどこか、木樽の中で長い年月をかけて香りをまとうウイスキーに似ていませんか?そんな職人たちのこだわりや物語を感じられるところが、なんともロマンチックなんです。

スプーンですくえるほどとろとろの生食も絶品ですが、パーティーで絶対に盛り上がるのが「焼きモンドール(フォンドール)」。上面の皮を切り取って白ワインやニンニクを少し加え、箱ごとオーブンで焼き上げるだけで、一瞬でテーブルの主役になってくれます。温野菜やバゲットをくぐらせて頬張れば、贅沢なモンドールのチーズフォンデュに。

「肌寒くなってきたから、そろそろあのチーズの季節だね」。そんな風に、四季と一緒に味わうチーズとしてぜひ選んでいただきたい自慢の逸品です!


よくある質問

Q1

モンドールチーズはいつ頃販売される季節限定チーズですか?

生産時期が8月15日~3月15日と決められているため、日本で流通するのは、毎年9月中旬から翌年4月頃までの秋冬限定で流通するチーズです。

Q2

焼いて食べる場合、どのように調理すればいいですか?

蓋を外しラップなどを外した状態で、木箱が焦げないようにアルミホイルでくるみます。
180℃前後のオーブンで15〜20分ほど温めると、中身がとろとろに溶けます。焼く前にニンニクや白ワインを少量加えるのもおすすめです。

Q3

カットしてから何日くらい日持ちしますか?

約1週間を目安にお召し上がりください。木箱に戻すかラップでしっかり包み、食品用の保存容器に入れて冷蔵庫のチルド室で保存するのがおすすめです。

関連コンテンツ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次